2016年03月19日

Windows 10 時代における大規模個人サイトの運営

p-ij-cms.png Windows10が世に出ておよそ一年。このサイトも、プログラムソースレベルでやや変更すべき点が出ているが、比較的軽微な変更で済みそうだ。とは言っても、「個人サイト vs Windows 10 時代・格安スマホ時代」の行方は、未知数ではある。

 これからの数年で注目すべきは、新ブラウザMicrosoft Edgeへの従来のサイトの対応だが、このブラウザは、余計な機能が色々と付いたのみで、表示・描画能力がそれほど向上したブラウザではない気がしている。

「岩崎純一のウェブサイト」を稼動させている私の自作システムは、「岩崎純一CMS」と名づけている。最近、「メールフォーム」と「ご協力者編集用CMS」をより拡充した。
(メールフォームはどなたでもお使いいただけます。)

 私は、死ぬまでこのサイトの運営を続けるつもりだから、今後もどんなスマホの流行よりも圧倒的に長いスパンでのIT時代の栄枯盛衰を見ることになる。というより、すでにそうなっているし、このサイトを始めた頃は、誰もスマホなんて持っておらず、ケータイばかりだった。

 先に「vs」などと偉そうに書いたものの、私独自のウェブ管理システムとOSとの比較なので、レベルが違いすぎるし、並列的な比較というわけではない。しかし、個人サイトにしては大規模なサイトの記述、管理、更新の全てを一手に担っている私としては、時代と共にこの三要素を追究する楽しみはあるというものだ。残るは、サーバーの構築・管理をするかどうかだが、これには手を出す予定は今のところない。これは、電力の自由化との兼ね合いで見ていくつもりだ。

 既存の無料または安価なCMSに手を出せば、誰でも個人サイトを持てるようなこの時代に、一からタグを書いている私のような好事家もどうかと思うが、如何せん、扱っている膨大な分野の集約こそが私のサイトのメインテーマなので、いっそのこと自分で自分の管理環境を造ってしまったというわけなのである。

 それにしても今は、前述の四要素(サーバー構築、ウェブ記述、ウェブ管理、ウェブ更新)は完全に分業体制の世となっている。

 例えば、図書館のOPAC・データベース管理システムで言えば、ウェブ記述者はプログラマーやウェブデザイナー、管理者はデータベースシステムの大枠に詳しいシステム管理者、更新者は末端の司書(もはや紙の本よりもパソコンを触る時間の方が多く、「こんなはずじゃなかったと」と鬱病やテクノ恐怖症になる)だったりする。サーバー・データベース管理システム(DBMS)の総元締めは普通の大手の株式会社だったりするし、国立大学法人の附属図書館のシステムを企業支部から平気で遠隔操作している。そして、その企業も、セキュリティだけは別のIT企業のソフトを借りている。どこかがコケると、皆自分の専門分野以外は分からないので、全体がコケることになる。

 サイバー攻撃を受けた日本年金機構や官公庁、自治体のコケ方も、全部このパターンだと思うし、日本人の脇の甘さが色々と気になる今日この頃なのであった。日本人の気質が日本人である限り、善悪は別にして、日本国がCIA、NSB、DARPAのような組織を持ち運用できる時代の到来は絶対にないのだろう。

2015年03月13日

当サイトの構造の改訂内容一覧(マークアップ言語、プログラム)

 前回のブログ記事の方針に基づいて3月前半にサイトに施したマークアップ言語とプログラムの大きな変更について、自分の備忘録のためにも列挙しておく。前回の記事はかなり理念的な内容だが、今回の記事は技術的な内容なので、ウェブ制作者・管理者以外には分からなくてももちろん構わない内容である。


【改訂の概要】

◆XHTML1.1+ CSS2.1によるマークアップから全面的にHTML5 + CSS3によるマークアップに移行
(詳しくは、http://iwasakijunichi.net/seisaku.html#markup
◆クライアントサイドスクリプト(JavaScriptプログラムなど)を最適化・軽量化
◆同じ効果がマークアップの記述で代替できるプログラム、プラグイン、ライブラリの排除
◆パソコンかつスマートフォンでの閲覧に適したマークアップに改訂
◆サイト管理のほぼ全面自作CMS化(PHPプログラムによる)
◆コンテンツに直接携わって下さったご協力者がスマホなどからサイトを部分編集するための自作CMSの拡充


【具体的なマークアップの手順】

◆HTML5化の手順
 ●XHTML5への移行を見越したHTML5 + XMLのハイブリッドでの記述(全ての終了タグの挿入と入れ子構造の最適化)
 ●DOCTYPE宣言やヘッダー要素、meta要素(charsetのUTF-8指定など)、フッター要素などのCMS化(構造部分としての独立化)による自動宣言・判定・挿入化
 ●非推奨・廃止タグ(または属性)のほぼ全面削除(align属性など。あえて使用した箇所もあり。)
 ●復活タグ(または属性)の再使用(sタグなど。ただし、タグの意味合いは変わっている。)
 ●id属性、class属性の整理
 ●すでにHTML5化していたコンテンツ(canvas要素など)のさらなる軽量化(実際には、JavaScriptとWebGLの軽量化に当たる。)
 ●Viewport指定の最適化

◆プログラムやライブラリの最適化と軽量化の手順
 ●CSS3で代替可能なJavaScriptプログラム(jQueryなどのライブラリを含む)などの可能な限りの排除
 ●残るjQueryやthree.jsのバージョンの更新
 ●JavaScriptプログラムの外部化部分とインライン化部分の整理
 ●低スペック閲覧環境に対するasync・defer属性の自動判定挿入

◆CSS3化の手順と、より高速・軽量なCSS3アニメーションの採用
 ●JavaScriptプログラム(jQueryなどのライブラリを含む)などによる効果のCSS3による代替
 ●CSS3のtransition効果などの適用


【HTML5とCSS3に未対応のOS(Windows XP以前のWindows OS)とブラウザ(バージョン8以前のInternet Explorer)の組み合わせによる閲覧環境への対応】

◆HTML5とCSS3の記述はほぼそのまま(上記環境で閲覧すると、描画されないだけ。)
◆よりクライアント側の要求に沿うことができるよう、CSS3 Media Queriesは使用せず、5段階の手動切り替え用のCSS3を自分で作成
◆OSとブラウザを自動取得し、JavaScriptプログラム(jQueryなどのライブラリを含む)などのバージョンを落としてクライアント側にダウンロードさせる
◆HTML5とCSS3による正しいレイアウト表示が困難と思われる閲覧環境に対するhtml5shiv.jsの最低限の適用(ただし、可能な限りHTML・CSS3・PHPプログラム内で片付ける。)
◆閲覧推奨環境のページに注意喚起を明記
http://iwasakijunichi.net/etsuran.html


【マークアップの精度のチェック】

 ●HTML5は以下のW3Cのサイトでチェック
(Googleが用意しているGoogleカスタム検索プログラムやGoogle Analyticsのトラッキングコードの記述のエラー、あえて使用した閲覧に影響のない非推奨タグなどのエラーは無視。)
 http://validator.w3.org/
 ●CSS3は以下のW3Cのサイトでチェック(基本的にエラーゼロを目指す。)
 http://jigsaw.w3.org/css-validator/


【速度計測とモバイルユーザーエクスペリエンス】

 ●以下のサイトでチェック
(結構低い判定が出るが、ほとんど無視。なぜならば、私のサイトの場合、先述のように、CSS3 Media Queriesを使用したスマホ向けリキッドデザインへの自動切り替え(レスポンシブルデザイン)ではなく、ハイビジョン画面・ラップトップ画面・タブレット画面・スマホ画面・旧型ケータイ画面の五つのデザインへの手動切り替えや、クライアントサイドに読み込まれるJavaScripitプログラム(jQueryのライブラリを含む)の自動切り替えを用意しているので、初期のchecked指定されたHTMLやCSSやJavaScriptしか読み込んで点数を付けないこの計測機能は正しい結果を出さない。ここで表示される「スクロールせずに見えるコンテンツのレンダリングをブロックしている」、「JavaScript を縮小する」、「コンテンツのサイズを表示域に合わせる」などの指摘は、手動切り替えか自動切り替えで対応している。)
 https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/


【関連ブログ記事】

●スマホ勢の席巻に譲歩する部分と屈しない部分(パソコン派のウェブ管理者によるマークアップ、スタイル、CMS構築上の意識の使い分けの考察)
http://iwasaki-j-ict.sblo.jp/article/115020441.html

2015年03月12日

スマホ勢の席巻に譲歩する部分と屈しない部分(パソコン派のウェブ管理者によるマークアップ、スタイル、CMS構築上の意識の使い分けの考察)

 あるユビキタス機器の寡占的な流行の勢いというのは、例えばバレンタインデー直前にデパートの店頭がどうしてもきらびやかなチョコレートだらけになる光景に似ていて、どこまでも人間(日本人)が自力で止められないものらしい。

 最近のスマートデバイス(スマートフォンやタブレット端末などの、画面が小さい最近の携帯型端末)偏重の風潮をあまり好きになれない、頑固で堅物なパソコン派の私が(パソコンでゆっくりじっくり閲覧されることを重視して)制作してきた自分のサイト(やブログ)についても、スマートデバイスからのご訪問がますます増えている。

※ アクセス解析データ書庫
http://iwasakijunichi.net/analysis/
(昨年の解析結果についても、いずれ「アクセス解析データ書庫」に掲載する予定。)

 とりわけ、パソコンからのご訪問者様とスマホ・タブレットからのご訪問者様との間で、リピート率(または新規訪問率)や滞在率(直帰率・離脱率)、閲覧時間の差がどんどん広がっている。後者のほうが、リピート率、一回のご訪問当たりの(サイトを離脱するまでの)閲覧ページ数・コンテンツ数、一回のご訪問当たりの閲覧時間の全てにおいて前者を著しく下回っているが、ご訪問者数については前者よりも圧倒的に多い。

(逆に、金銭的な事情のため、所持している端末が低価格のスマホだけで、高価で画面の大きなパソコンは所持していないのに、それでも私のサイトを小さな画面で長期に渡り真剣に読んで下さっているご訪問者様のことを私がどれほどありがたく思っているか、ということも言いたいわけである。)

 こういった現象自体は、私のサイトに限らず、ウェブ世界全般にとっても統計上の常識だし、今までにも下掲の【関連ブログ記事】などに書いてきたわけで、スマホよりもパソコンのほうを好むウェブサイト管理者が特に気になっている点だと思う。

 興味深いのが、スマホ向けのサイトをパソコンとスマホで閲覧する場合にも似た現象が起きていることである。つまり、スマホでスマホ向けサイトを閲覧する場合のリピート率、滞在率、閲覧時間は、パソコンでスマホ向けサイトを見る場合のそれらを下回っている。

 しかし、最近ますますその流れが激しくなっているようで、私のサイトも、常連の皆様でさえ、スマホでは閲覧できないコンテンツ(一部の動画など)を除いては、ほとんどパソコンではご覧にならないようになってきている。

 そういう事情もあり、私もここに来て方針をさらに見直し、今後はサイトのマークアップの組み方を「スマホ向け表示もできるパソコン閲覧用サイト」ではなく、どちらかというと「パソコン向け表示もできるスマホ閲覧用サイト」に切り替えていくことにした。

 最近では、満員電車の中での急用のメールなど、どうしてもスマホでなければならない場合だけでなく、自宅の中であっても、そばの机にパソコンがあるにもかかわらず、ベッド上でのスマホによるネットサーフィンを好む人のほうが多いようである。どうやら、スマホ愛好の流行は、必ずしも「時間やお金がないから」という理由にはよらないようで、「情報に対する意識の変化」が関係しているようである。

 そもそも、最新のパソコン向けWindows OSであるバージョン8.1とそのユーザーインターフェースが、パソコンのキーボードを打つことよりも液晶画面にタッチすることを重視した、パソコンのスマホ化を目的として設計されており、指先の美しい女性ならともかく、私のような指先が汗かきのパソコン派男にとっては、Windows OSを購入することの意味は、もはやセキュリティ対策以外にほとんど無いと感じられている。

「ソフトウェア(ソフト)」という呼び方も、Windowsではもはや「アプリ」に変更され、Microsoftのみならず、日本国内のパソコン事業者も好んでおらず、軒並みスマホ事業者側に合わせて「アプリ」という呼び方に変わってきている。

 これらの現象は、端末そのものの物理的形状と重量(大きさや持ち運びやすさ)が人間の日常行動や精神生活に密接に結びついていることを意味しているのだと思う。

 また、同じウェブサイトであっても、パソコンで閲覧した時とスマホで閲覧した時とで、サイト上の情報に対して人間の脳が異なった解釈を与えている(スマホで閲覧すると、重要な内容が重要でないように読めている)可能性があることを示していると思う。

「学生や子供のスマホ利用時間の長さ」が社会的に問題視されているが、逆に「子供がパソコンに向かって読書感想文などの宿題を入力」していたら、今や親は「流行にとらわれないウチの子はいい子だ」などと安心するに違いないのである。

 ある瞬間瞬間の一つ一つの言葉・文章やコンテンツをじっくり読まずに世の中の情報を通り過ぎる快感や、精神活動や人間関係の細切れ状態・断続性を好むユーザーが増加している現状と、スマホの物理的形状(小型化)と重量(軽量化)とがマッチして爆発的に普及した、ということだと思う。ある短い単位時間当たりの脳認知上の内容把握や集中力の持続性が端末によって異なる可能性があることには、やはり注目していきたいと思う。

 そう考えると、私のサイトは時代に逆行してしまっているサイトの典型で、内容的にも分量的にもスマホの小さな画面ではとても閲覧しきることのできないサイトであると思うし、スマホで辿り着いた場合に、「面白くない」、「長くて面倒なサイトだな」と思われて「一度きり」率、離脱率、短時間率が上がること自体は必然だと思う。

 そうは言っても、内心では(具体的には、扱う内容や分量としては)これからも、スマホの小さな画面ではとても閲覧しきることのできない(まずスマホで閲覧したとしても、できれば自宅に帰って机に向かってパソコンで読みたいと思えるような)「パソコンサイト」としてあり続けることにこだわる予定で、スマホ基準とするのは、あくまでもサイト制作者としてのマークアップの記述方法のことである。

 そういうわけで、「パソコンでの閲覧重視からスマホでの閲覧重視へ」という方針転換を全面に掲げるのは、あからさますぎて少しイヤなので、せっかくのこの機会を利用して、一部に残っていたXHTML1.1とCSS2.1によるマークアップを全面的にHTML5とCSS3に改訂することにした。

 これに当たり実施したことを、以下の次回のブログ記事に列挙しておきたい。(ほぼ自分の備忘録のためではあるが・・・。)

●当サイトの構造の改訂内容一覧(マークアップ言語、プログラム)
http://iwasaki-j-ict.sblo.jp/article/115073717.html


【関連ブログ記事】

●ウェブサイト管理者・閲覧者双方の責任と使命、スマホ・PDA機器の扱い、サーバーの浄化
http://iwasaki-j-ict.sblo.jp/article/81291993.html

●サイト閲覧推奨環境などを掲載
http://iwasaki-j-ict.sblo.jp/article/80368836.html

2013年12月02日

HTMLファイルのままで共通部分(メニュー・プラグイン)などをPHPで引き込む方法

【2015年2月17日追記】
 今回の記事で「HTML」・「.html」と書いてあるところは、それぞれ「XHTML」・「.xhtml」と読み替えてもほぼ通用します。私のサイトはほぼXHTMLで書いてありますが、汎用性を高めるため、HTMLを基準に執筆しました。


【以下、本文】

 私のサイトには、各ページに共通の部分が色々とあります。(ヘッダ、メニューバー、フッタなど。)

 今では世の中のサイト・ブログのほとんどがそういう共通部分を持っていると思います。一番困るのが、ページ数が多いサイトでその共通部分に変更点が出てきた時でしょう。

 今さらフレームページを使う人は少ないでしょうし(検索から訪れた閲覧者がトップページに辿り着けないことすらありますし、SEO上も圧倒的に不利)、そうかと言って共通部分を一ページずつ手作業で修正したところで、すぐに日が暮れます。そこで、共通部分だけを別に取り出しておき、その一つのファイルだけを更新することで全ファイルにそれを反映できるような方法があれば、それに越したことはないわけです。

 それには、SSI(Server Side Include)のincludeを使う手もありますが、Perl・CGIと併用するなどしてHTMLとして吐き出すようになっている場合、XSS(クロスサイトスクリプティング)の攻撃に遭うおそれがあり、あまり推奨できない方法かと思います。

 JavaScriptでも可能ですが、クライアントサイド・スクリプトなので、閲覧者にブラウザの設定を要求することになります。もっとも、JavaScriptをオフにしてネットを見ている人は、今やほとんどいないと思いますが。

 既存のWikiエンジンを引っ張ってきて使う手もありますが、外観はどうしてもサイトでもブログでもない、それこそWikipediaのようなものになってしまいます。

 そこで、PHPでincludeして共通部分を表示させる方法を考えるわけですが、それだけだと、ファイルの拡張子を.htmlではなく.phpとしなければなりません。

 しかし、拡張子を.htmlとしたままでPHPを記述できる(拡張子が.phpや.htmlのファイルを拡張子が.htmlのファイルにPHPで引き込める)方法があります。

 私のサイトでの方法を簡単に紹介します。(詳しく知りたい方はご連絡下さい。または、他にも似たような方法を解説しているサイトがありますので、検索してみるとよいと思います。)

 上から順に進んでいって下さい。


●共通部分を除いた各ファイル(共通部分を引き込む側のページ)「A1、A2、A3・・・An」と、共通部分の各ファイル「B1、B2、B3・・・Bn」を用意する。

 拡張子は、テキストデータ(.txt)としても動く場合があるが、.phpか.htmlがよい。Bxの各ページには、html・meta・head・bodyなどのタグは不要で、Axに挿入したいタグ・文字列をそのまま書く。CSS(スタイルシート)の記述をidなどで引き込む場合も、そのまま書く。

 完成したAxとBxを適宜サーバーにアップロードする。(標準のFTPソフトなどによるアップロードでよい。)


●Axの各ページにおける共通部分の挿入(表示)部分に以下を記述する。ただし、Bxを一つ下のディレクトリにdirBアップロードした場合は「dirB/Bx.php」とするなど、適宜修正すること。

<?php include("Bx.phpまたはBx.html"); ?>
※ 両端の全角のところ(カッコとハテナ)は全て半角に修正して下さい。


●【この項目の作業は、PHPがCGIとして動く「さくらインターネット」のようなサーバーでのみ必要。】
 SSHが使えるターミナルエミュレータなどでサーバーにログイン。PHPのCGIファイルのある階層を確認し、Axをアップロードした(つまり、PHPファイルを動かしたい)ホームディレクトリやサブディレクトリにコピーし、「php.cgi」にリネームする。
(現在では、「さくらインターネット」でもコピー不要の場合が多い。)


●以下を記述したphp.cgiファイルを作成する。「さくらインターネット」でも、最近は先ほどのCGIのコピーではなく、以下のphp.cgiの作成だけで足りる場合が多い。Axをアップロードしたディレクトリにアップロードし、パーミッションを705か755にしておく。

#!/bin/sh
exec /usr/local/bin/★
(★:CGIとして動くPHPのファイル名を記述。)


●.htaccessファイルを作成する。以下のように記述し、最後に改行を加え、Axをアップロードしたディレクトリにアップロードする。

DirectoryIndex index.html index.htm index.php .ht
Action myphp-script /php.cgi
AddHandler myphp-script .php .html
最後に必ず改行を加える


●Axの各ページをブラウザで表示させ、動作を確認。


●上記.htaccessファイルを設置したことで、そのディレクトリの配下のサブディレクトリ内のページが表示できず、500errorなどを返すようになった場合、上記と同じ.htaccessファイルを作成し、表示ができなくなったサブディレクトリにアップロードする。先述のPHPのCGIファイルのコピーが必要なサーバーでは、これらのサブディレクトリにも同様にコピーする。これで、再び表示できるようになる。


 以上です。サーバー側でPHPでの処理がなされ、HTMLとして吐き出されるので、PHPのincludeの記述がソースに現れることはありません。静的HTMLの一部の記述だけでなく、色々なスクリプトやプラグインを引き込むことができます。

 メンテナンスとしては、PHPのバージョンを変えていく必要があります。使っているサーバーが対応しているPHPのバージョンを確認することが最優先ですが、なるべく新しく、かつ安定しているバージョンを使いましょう。

 .htaccessの設置ディレクトリ配下にある全てのサブディレクトリは、その設定の影響を受けるので、サブディレクトリ内に書き込み可能なスクリプト(Perl・CGI使用の掲示板やメールフォーム)があると、それらの書き込み内容が実行されます。閲覧者がXSS(クロスサイトスクリプティング)の憂き目に遭うこともありますので、.htaccessの設置やCGIのパーミッション変更にも十分注意しましょう。

2013年11月24日

ウェブサイト管理者・閲覧者双方の責任と使命、スマホ・PDA機器の扱い、サーバーの浄化

●私のサイトのスマホ・タブレット対応

 ついに、メインサイトと各ブログをスマートフォン・旧型モバイル・タブレット端末などに対応させました。色々と苦心しながらも、XHTML・HTML・CSSソースを手打ちしていく楽しみを久々に味わうことができました。

 と言っても、前々からスマホや携帯でご覧になっている方々はいらっしゃいましたが、テンプレートをかなり改造したことと、パソコン用サイトも改造して見やすくしたことで、より色々な端末に対応できたと思います。と書くと、すんなりとサイト・ブログ方針を変えただけのように見えますが・・・。(ただし、サイトの分量的に、現行のスマホでは落ち着いて読み切れないと思いますが。)

 ひと言で言えば、私のサイトも、パソコン用サイトであるのに、ここ数年でスマホ・タブレット端末からの閲覧が増え、パソコンからの閲覧が減っているという、最近お決まりの時流に呑み込まれ始めてから、二年近くが経っていたわけです。

 私は元々パソコン派ということもあり、未だにスマホは持たず、一方でパソコンを数台持って使い分け、外出先での連絡は旧型の携帯電話のみでやっているので、自分のサイトの色々な端末への対応というのは新しい課題でした。

 興味深いことに、共感覚仲間や、鬱病・不安障害・解離性障害・PTSD・発達障害などの知人・友人など、昔からのリピーターの方々の場合、パソコンでの閲覧率がそれほど落ちていないのに、新規閲覧者の場合、ほとんどの方がスマホから訪れて下さっている状況です。新規閲覧者のうち、改めて丁寧に読みたい、今後もリピート訪問したいと思って下さった方が、ご自宅のパソコンでの閲覧(大きな画面を見ながらの、ある程度長い時間をかけた閲覧)に移行する、ということだと思います。

 結局、私のようなサイトは、内容と閲覧方法(閲覧者の所有するIT機器の種類)とが密接に関係していることが明らかなので、随時ソースコードなどに何かしらの対策をしなければならないわけです。スマホなどの各種PDA・携帯型端末からの新規閲覧・メール・書き込み・交流会申し込みなどに対応するため、そろそろ改造を施さないといけないと思っていました。

 そこで、今回のような対処をしたということです。

 しかし私は、マークアップ言語の知識からして、パソコンに偏っているのが難点ですね。モバイルブラウザ向けの記述については、元々知識があまりなく、今も少し苦手です。

 ならばレスポンシブデザインにすればよいではないかという気もしましたが、万能なレスポンシブデザインなんてあり得ないでしょうし、レスポンシブデザインの最大のデメリットとして、「ブラウザの画面サイズに応じてレイアウトが強制的に変更されるので、パソコン用レイアウトをスマホで見るといったことができない」というものがあります。

 それにそもそも、一見すると万能な記述をしたとしても、すぐに新たなスマホとモバイルブラウザが発売され、結局はソースを書き換え続けなければなりません。

 今のところは、XHTML・HTML・CSSをこだわって書き、HTTPリダイレクトで振り分けるほうが好きですね。

 しかしそうは言っても、自分が持っていない機種の端末に自分のサイトをマークアップ言語やプログラミング言語の文法の勘だけで対応させるなんてこと自体が荒業だし、厳密には不可能です。ということで、最近のスマホを持ち歩いている知人などに確認してもらいつつ、書き換えていきました。


●ウェブサイト閲覧環境の一変と閲覧者の意識・行動の変化

 本当にここ二・三年ぐらいの話ですが、スマホやタブレット端末からのご訪問者数がパソコンからのご訪問者数を上回りました。(その動向グラフは、またの機会に掲載します。)

 以下、参考までに、パソコン・スマホ・タブレットの出荷台数、スマホ・タブレットのシェアです。世界全体の統計ですから、日本だとAndroid率がより低く、iPhone率がより高い状況にあります。

 それに、注意が必要なのは、パソコンとスマホの両方を持っている人は多いにもかかわらず、ネットサーフィンはスマホでやっている人が多いということです。そもそも、スマホの出荷台数がパソコンを上回る以前から、スマホでのネットサーフィンのほうがパソコンよりも多かったわけだし、私のサイトについても、閲覧はスマホからのほうがすでに多くなっていました。

 自宅の椅子に座ってパソコンでゆっくりネットを閲覧するというスタイルや時間そのものが、かなり減ってきているということだと思います。

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出典:http://www.gartner.com/newsroom/archive/

「私はパソコン派だ」という私の頑固なITポリシーの皮肉な付けが、こんなところで回って来たわけですが、しかしよく考えてみると、「スマホやタブレットを自分がまだ欲しくない」というだけの話であって、周りの人たちが持っているそれらに自分のサイトを対応させることは可能なわけで、勉強にもなるわけです。

 そもそもウェブ閲覧環境というのは、閲覧者側が管理者側に合わせるのが礼儀なのか、管理者側が閲覧者側に合わせるのが礼儀なのか、そのあたりが巷でもさっぱり定まっていないですが、臨機応変にやっていくしかないと思います。

 私のサイトの内容・体裁などの面から言えば、パソコンで見たほうがよろしい気はしますし、私としても正直なところ、やはり何度かに一度は、電車の乗車時間の暇つぶしとしてではなく、ゆっくりとご自宅のパソコン画面で見て下さる方がいらっしゃれば嬉しい、という気持ちは持ってきたわけです。

 それに例えば、スマホを持っている人がスマホ未対応の時代のサイトの管理者(「ホームページビルダーなどを使用してサイトを地道に制作していた時代の、マークアップ言語やプログラミング言語の知識がない人)を頭ごなしに非難するのはネチケット(ネット・エチケット)違反だとも考えているので、「閲覧者も、多少は譲歩して管理者のサイト管理の方針に合わせた閲覧行動をとったほうがよい」という考えが今もないわけではないですね。

 逆に、家計が火の車でパソコンやスマホを買うお金がない人たちなら、それはそれで、「情弱(情報弱者)」などと非難される必要はないのであって、公共図書館に行って勉強したり最新の時事情報を得たりすることも立派な情報収集と言えますし、ネット上の情報については、パソコンやスマホを持っている人がそういう人たちに適度に教えてあげればよいのだと思います。

 ただしこういったことは、「IT技術」の問題ではなく、「人間関係」と「時間と労力の余裕の有無」の問題だと思うのです。むかしむかし、近所の子どもたちが白黒テレビのある上流家庭の家に行って見ていたものです。(おっと、これは祖母などから聞いた話で、私は生まれてもいない時代のことですが。)

 ところが、最近の小中高大学生は、スマホやタブレット端末を持っているのに据え置き型パソコンを持ったことがないなんて学生はいくらでもいるし(しかも、タブレット端末なんて、学校が支給している)、そんな学生さんたちから、「岩崎さんのサイトの内容や岩崎さんのことを知りたいのに、スマホからはサイトが見にくいので、ご対応よろしくお願いします」と指摘される時代になっているわけです。

 そういう学生さんたちのためにも、もはや管理者も、サイトの内容に加えて配信方法にも力を使わざるを得ないし、管理者側が閲覧者側や時流に譲歩することも必要だろうなと思い始めたわけです。

 最近は、私の共感覚をテーマにした卒論をスマホで書いたり、実験結果をスマホから送ってくれる大学生もいるくらいです。私はそれを、心の中では「きちんと椅子に座って机に向かって真剣にやったほうが、良いものが書けるのではないですか」と思ってしまう、若いくせに典型的な昔堅気の一言居士ですが、だいたい、今のスマホの原型を造ったのは今の高齢者たちで、若者はそれらをピコピコ使っているだけのところもあり、スマホでパソコンと同様の文書作成ソフトやPDFを扱えるのだから、仕方がないとも思います。

 もちろん、スマホからでも真剣にじっくりと見て下さっている方のほうが多いので、一概には言えないですが、全体で見ると、やはりパソコンから頂くメールよりもスマホから頂くメールのほうが、短いのは当然として、相手に手短で早急な返信を求めるものが多いと感じます。

 それは、「何でも手軽にできる」という、まさにスマホのシェアがパソコンのシェアを超えた理由そのもののせいでもあるかもしれませんが、結局は、このことが「人間関係も手軽でかまわない」という発想につながらないようにすることが、大切なのではないかと思います。


●ウェブサイト管理者の責任と使命

 ウェブサイト管理についても、普段色々なことを考えます。

 私は、もう何年も更新停止・放置を続けている共感覚者などのサイト(私と似たような内容を私がサイトを始めた頃から扱っていたサイト)を見ると、どこかで再開を期待しながらも、放置するのであれば閉鎖してほしいなとも思ってしまいます。
(ただし、不当な誹謗・中傷を受けて精神的に悩み、放置に追い込まれた方々のサイトは、ここでは除くとします。)

 メインブログのほうでもこの記事に書きましたが(http://iwasaki-j.sblo.jp/article/80684080.html)、私がサイトで扱っている共感覚・解離性障害・統合失調症・鬱病などの当事者たちが制作・管理している個人サイトの全盛期は、ほぼ十年前でした。

 結局のところそれは、その頃がパソコン向けサイトの全盛期かつ終末期直前だったということ(もっと言うと、Windows XP全盛期だったということ)をよく表していますし、そして結果的に、世の中のサイトの閲覧環境がパソコンからスマホへと一変してから、それぞれのサイト管理者の管理意識も大きく変化したということだと思います。

 iPhone 3GとAndroidが2008年に発売されていますから、このあたりからパソコン向けサイトを運営していた個人がスマホ消費になだれ込み、自分のパソコンサイトの管理放棄を始めたということだと思います。

 そうなると、サーバー上に更新停止・放置サイトが残ることになります。いつのまにか外部クラッカーによる乗っ取り・改竄などの被害を受ける可能性もあり、さらに閲覧者に被害を及ぼすこともあります。

 もし希薄な知識のままサイトを持つのであれば、自分が知らない技術を用いてクラッカーによって攻撃されるなどして他人の情報が漏れたり閲覧者のパソコンにマルウェアを二次感染させた場合、攻撃を受けた側(サイト管理者)にも責任の半分があるし、自分自身で対処するべきであると、私なら考えてしまいます。

 私は、サイト運営には、それなりの礼儀や品性というものが必要だと思っています。

 今ちょうど「特定秘密保護法案」が問題になっていて、確かに、国民が知るべき情報を国民に対して隠すのは国家の落ち度であり、不当に高圧的な態度であるとは思いますが、そもそも自分のサイト一つを管理しきれないのに、本当に自分・家族・知人・友人・組織・国家などの秘密を守ることができるのだろうかという、「現代人としての基本的な礼儀・品性や危機意識」の問題が残されていると思います。

 今回の法案には、私自身は色々と疑問を感じますが、本来、情報の管理者が高い教養と知恵と知識とを持っている限り、その管理者が多くの人々の危機管理のなさを不安視し、情報の流れを統制したいという発想になることは、「一般論としては」正しいと私は思います。

 例が極端になりましたが、サイト運営についても全く同じだと私は思っていて、サイトの終わり方(情報の閉じ方・物事の後片付け)を丁寧に行う自信がない場合は、やはりサイトを長年諦めずに管理し続けることも難しいと思うのです。


●サーバーを浄化し、清潔で礼儀正しく日本人らしいこだわりのあるネット社会になればよいと思う

 私としては、もう何年も更新がなく放置されているサイトやSNSアカウント、及びそれらのアカウントからアップロードされたデータは、サーバーの維持管理費や電力の無駄遣いを減らし、ひいては原発の増設などを防ぐため、プロバイダ・サーバー業者などが一部のデータ(犯罪性があり捜査に必要なデータや学術研究用に使える有意義なデータなど)だけをバックアップしたあと、それ以外のデータは思い切って削除していくようなネット社会になっていってもよいのではないかと思っています。

 そうやってサーバーの浄化をやっていくことで、限界効用の終焉を先延ばしにしていくことが重要ではないかと思います。いきなりサーバーをまるごと省略してP2P方式にしたところで、サイト管理者と閲覧者の双方に「IT機器の進化と消費だけが先行する社会への危機感」がない限り、うまく行かないと思うので、まずはサーバーの浄化の問題が先決ではないかと思います。


●何だか色々と書いてしまいましたが、要するに、私一個人のサイトの閲覧者の動向を分析するだけでも、色々なことが分かるということを書いてみました。

 共感覚告白サイトブームもやはり一時期的なものだったのかもしれないが、できれば放置せずに責任を持って再開か閉鎖をしてほしいということ、パソコンでの閲覧を想定した個人サイトは閲覧自体があまりなされなくなってきている一方で、スマホ向けサイトがブームになっていること、しかしそんな中でも、個人サイトを真剣に閲覧している人は極めて少ないながらもおり、そういう人との出会いも同じくらい大切にしていきたいということ、そういったことを最近は感じたり考えたりしています。

2013年11月10日

サイト閲覧推奨環境などを掲載

 今さらですが、サイトに閲覧推奨環境などについてのページを設けました。

http://iwasakijunichi.net/etsuran.html

 サイトの制作・管理環境はまた別ですし、ブラウザはだいたいFirefoxかChromeを使っていて、Internet Explorer(IE)はあまり使わないのですが、閲覧確認はしています。

 XHTML・HTML・CSSは、元々手打ち派なので、手打ちしています。

 それにしても、FirefoxかChromeに最適化してソースを書き、表示も完璧だった場合でも、IEでは重くなったり落ちたりする場合があるので、なるべくIEでこまめに確認しています。

 IEが一番苦手だと思われるのが、Wikiの動作、Googleマップの表示などで、このあたりはFirefoxやChromeとの差が歴然としている気がします。Wikiは、私のサイトには今のところ未設置ですが。しかし、色々とやってみたところ、Windows 7でのIE10の動きよりもWindows XPでのFirefox最新版の動きのほうが快適でした。OSとブラウザ以外の環境の影響もあるでしょうが。

 Twitterの埋め込みの表示もIEが一番遅いです。ただ、このあたりはアンチウイルスソフトとの組み合わせの影響があるようです。

 とにもかくにも、サーバーは有料ですが、PerlもPHPもCGIもすぐに設置できるサーバー環境なのがありがたいです。

 私のサイトは元来、「人間の知覚・心理全般のサイト」であって、「ICT技術のサイト」ではないので、多くの閲覧者の方々にとっては前者の内容を見ることさえできればよく、サイトの構造部分・技術的な部分についてはもっぱら制作者・管理者である私の責任であるわけです。(当たり前ですが・・・。)

 中学生・高校生から高齢者の方々までがご訪問下さり、内容について時々メールも下さっているわけなので、「表示が軽く」なければ意味がないと考えています。

 でも今のところ、私のサイトの閲覧に限れば、最速・最適の環境は、上記ページに示したものの中では以下になりますね。どんなコンシューマー向けWindowsパソコンのIEでもきちんと表示されるサイトを作るというのが、実は一番難しいようです。頑張ります。

Microsoft Windows 7
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Google Chrome 最新版

2013年09月26日

サイトをリニューアル

 サイトをリニューアルしました。
 XHTML、CSSの改造に少し手間取りましたが、まとまりは良くなったかなと思います。

 私のサイトは、元々テキストが中心ですし、ご訪問者もそのテキストの内容を読むことを一番の目的としてご訪問下さっていると思うので、私も「表示の軽さ」を一番に考えています。

 ご訪問者は、サイトの仕組みをご覧になりたいのではなく、中身をご覧になりたいがためにパソコンとインターネットというお金のかかるツールを使って下さっている、ということだと思うので。(当たり前ですが・・・。)

 スタイルシート(CSS)は随分以前から使っていますが、いまだにテーブルタグでしか表現できないこともあるので、個々のページ内ではテーブルタグも使うことがあります。「テーブルタグは、主に表に使うものであって、サイト全体のレイアウトには使わないほうがよい(CSSのほうがメンテナンス時にも便利)」という点さえ気をつけていればよいのだろうと思います。

「表」と「レイアウト」の中間的な意味合いを持つレイアウトの場合は、CSSを使った場合に比べてソースの記述量やメンテナンスの労力が増えたり表示速度が遅くなったりしない限りは、テーブルタグでよい場合もあると思います。結局は、それぞれをうまく使い分ければよいのだろうと思います。